秦野市が自然とのふれあいを通して、青少年の自立と連帯の心を育てることを目的とした施設として、平成17年度から2ヵ年かけて整備をすすめていました「表丹沢野外活動センター」が完成しました。秦野市は、環境省が実施する里地里山保全再生モデル事業のモデル地域に選定されており、里山ボランティア活動などの拠点として利用されるほか、丹沢への登山客への情報提供、森林ボランティア研修や環境教育などさまざまな活動プログラム等が用意されるなど総合的な青少年体験活動、森林環境教育施設として利用されます。
施設には、地元・秦野市産をはじめ、約460?のスギ・ヒノキの県産木材が使用されており、主要構造材にはLVL(単板積層材)を使用する研修棟、活動棟の大型木造建築や無垢材を使う在来軸組み工法の各種の建物など6つの木造施設が見られます。内装も玄関、展示室、トイレ等、随所に木質化が図られており、スギを圧縮加工した「圧密フローリング材」をはじめ、床、壁等に多くの県産木材が使用されています。また暖房や給湯には、間伐材や剪定枝などの木質資源を使用する木質バイオマスボイラーが導入されています。
◆ 「表丹沢野外活動センター」の概要
○ 実施事業 平成18年度県産木材活用推進事業、平成17、18年度林野庁補助事業
○ 所在地 秦野市菩提 ○ 建築面積(全体)1,747㎡、延床面積 2,208㎡
○ 建物概要
研修棟(木造2階建て・建築面積601㎡・延床面積1,127㎡、最大高さ12.61m、140人収容・バリアフリー対応、
森林関係資料の展示等)活動棟(木造2階建て・建築面積571㎡・延床面積548㎡、最大