県では、森林循環5%システム(県産木材活用推進事業)により市町村などの公共施設や学校、幼稚園、保育園等の県産木材を使った木造・木質化への助成を行っていますが、横浜市神奈川区にあるニューライフ幼稚園(角和一太郎理事長)では、県産木材を使った内装の木質化と机・椅子の導入をし、平成19年3月に完成しました。
角和理事長は、「自然との関わり」を理念とし、「自然環境の中で明るく元気にのびのび遊ばせることが人間形成の基礎を養う」とのお考えをお持ちで、自然の木が与えてくれる温もり・質感が、子どもの成長に目に見えない影響を与えることを重視し、体に害がなく心を豊かにする木材を中心とした園舎造りを目指しました。
使用した県産木材は、木のチップを使った熱と煙による「くん煙乾燥」処理を行ったヒノキが中心です。これにより床暖房にも対応可能とのことで、遊戯場などは、床暖房仕様となっています。建具や窓枠など随所に木を使った園舎づくりに取組んでいます。 |